創業塾を活用しよう!
各地域の商工会や商工会議所では、創業支援として、創業予定の方や創業まもない経営者に対して、年数回、創業塾を開催しています。
例えば、福岡県の糸島市商工会では、糸島市内で創業予定の方、創業後5年未満の方を対象として、創業塾を開催しています。
内容は、事業を進めるために必要な考え方や事業計画など、創業に必要な基礎知識についての講座となっています。
「経営」「財務」「人材育成」「販路開拓」の4科目各2時間ずつ受講され、1カ月以上にわたりかつ4回以上支援を受け、認定特定創業支援等事業の証明書の発行を受けた方は、特定創業者支援制度をうけることができます。
特定創業者支援制度の具体的な内容としては、
① 会社※設立時の登録免許税の減免
株式会社の場合、資本金の0.7%、最低税額15万円から資本金の0.35%、最低税額7.5万円に減免されます。
合同会社の場合は資本金の0.7%、最低税額6万円から0.35%、最低税額3万円に減免されます。
② 創業関連保証の特例
無担保・第三者保証人なしの創業関連保証が事業開始の6ヵ月前から申込可能となります。
③ 公庫新規開業支援資金の貸付利率の引き下げ
新規開業支援資金の貸付利率の引き下げの対象として、同資金が申込可能となります。
また、小規模事業者持続化補助金の申請金額が通常枠の50万から操業枠の200万に増額して申請することができます。
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が自社の経営を 見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生 産性向上の取組を支援する制度です。
小規模事業者の定義については、このブログにアップされている「大企業・中小企業・小規模企業何が違うの?」をご覧ください。
創業塾では、そのほかにもさまざまな補助金や助成金の申請に役立つ書類の作成方法などが学べます。
創業塾の名称や講義内容、支援内容については各商工会や各商工会議所で若干ことなりますが、ほとんどの場合は無料で参加できますので、対象となる方場合は、是非とも活用されることをおすすめします。
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